“バリ幻想記”として1992年画廊喫茶キムラヤで行われたポストカードから、時代のエネルギーを身にまとった表現者としての『パワーとその軌跡』を追ってみたいと思います。

今回はナガッチョさんの「バリ幻想記」です。
カメラを盗まれたときから、僕の目はレンズになり、手はシャッターになった・・・・。
(by ナガッチョ)
ナガッチョさんのバリ幻想記 (20×30)
1991.9.23

ロンボク島を離れる
帰りの船がまたすごい、
ギシギシの満員、
にわとりは鳴くは、
ゲエゲエ吐くやつはいる
、船はきたない
なかば難民船って感じ、そんななかでも、やろうね。
ハーモニカ吹いて、サックス吹いた。
1991.9.28

ロンタル文書図書館でバリ島の昔から伝わるおもしろい絵の本や竹に描いてある神話のようなものを見せてもらった。僕の幻想絵画に出てくるようなものも数多くあった。

夜は「ブラック レイン」を見に行った。
日本のとらえかたが一面的すぎておかしいと思った。
1991.9.29

オランダ風のなごりがある町 シンガラジャ・・・・・言ったって、そんなに
 きれいな町ではない。
日本人の感覚からしたら きたない ほうだろう。
ただバリ島では一番欧米化傾向にある町のようだ。あるいている人の服装なんかも、どことなく こぎれいである。今日はシンガラジャの町や少し離れた田園風景をスケッチして歩いた。〜〜〜そう単にお金が足りないので、これが一番安あがりな楽しみ方なのだ。
1991.10.1

外国へ行くと一番安あがりな夜の楽しみ方として映画だと思います。そしてその国の文化に対する考え方が何となくわかるような気がします。
バリはもちろん自国で作っているものはないです。輸入品なんですが、ほとんどアクション映画が多いようです。インド、ホンコン、中国、アメリカからの輸入映画です。日本の忍者が好きだ、カッコイイという人が多いです。何を見たのでしょう?!!
音楽はガムランについでレゲエ、インドネシアポップス、ロックが好まれています。日本の歌手は五輪真弓を知っている人が多いです。
これまでの作品
ウンタマギルーヤ
タイでの展覧会