本格的な温泉につかって、じ〜〜〜んと温まりたいときってありますよね。一週間のお疲れモードは、土・日のうちにリフレッシュしたいものです。

オシャレっていうのじゃないけれど、週に1度くらいは自宅で温泉と決め込んで、ぽっかぽっか気分で湯上がりの一杯、ゴージャスな夜を愉しみたいよね。ゴクラク・ゴクラク・・・

濃縮温泉コンサルタント 井上宜隆(よしたか)さんの温かいおはなし

第二話 温泉パワーとともに(効果と方法)

温泉は水道水と違い多くのミネラル成分を含み、入浴により皮膚に多くの刺激を与えます。この刺激が病態に変化をもたらし正常化するといわれています。温泉浴で温泉効果を得ることにより、人の持って生まれた自然治癒力が高まり、半健康人からの脱出に役立ちます。

国民健康保険中央会によると、全国3200市町村を対象に温泉を健康促進事業などとして利用している自治体と温泉が無い自治体とを比較し、利用している方は老人医療費の伸びが低い傾向にあることを発表しています。

温泉は温熱作用・物理的作用・薬理作用の三者一体の総合的刺激により温泉効果があります。

◎温熱作用は温熱によって血流が良くなり、疲労物質である乳酸菌などが排出され、疲労回復が促進されます。
◎物理的作用は浴中で体が軽く動かしやすくなり、腰痛・関節痛等で普段運動が困難な人でも楽に動かせ筋肉のトレーニングに役立ちます。
◎薬理作用は数多くのイオンが含まれていて、温泉のイオン成分が皮膚に付着吸収され、皮膚末梢で活発な化学作用をして、体の免疫機能を高めてくれます。

これほど体に良い効果があるのであれば、温泉場に行った時には最大限に温泉効果を得たいものです。それには温泉の正しい入浴法があり、各温泉地で掲示されています。

一般的には入浴前に十分な掛け湯をし、入浴中は安静を守り、入浴後は湯冷めに気をつけ、一定の時間安静にします。また、入浴はへそよりひと拳上の水位で半身浴をオススメします。心臓や血圧に負担がなく、血流が多くなり体の芯まで良く温まります。また副交感神経の働きが良くなりますので、入浴後のひと寝入りは疲労回復に効果的です。

肩まで入る場合は、反復浴(2〜3分間程の入浴を数回繰り返す)をオススメします。温泉の温度:夏場、36〜38℃ 冬場、38〜40℃、入浴時間は初めは3〜10分程度にし、慣れるに従い少しずつ延長していきます。しかし微温浴36℃〜38℃で1回30分まで、高温浴42℃以上なら2〜3分までとし、疲労、不慮の事故を防ぐため無理な長湯はやめましょう。

入浴後は、身体に付着した温泉成分を水で洗い流さないで、軽く押さえるように拭くことにより温泉成分をより吸収できます。

また、温泉成分を体に良い薬として考え、特に注意したいこととして食事の直前、直後の入浴、飲酒しての入浴は危険がともなうのでやめるよう気をつけましょう。

入浴条件の規定を遵守し、入浴する前に水分の補給を忘れずにしてください。
これで温泉場に行った時、より楽しい温泉旅行になることは言うまでもないでしょう。

YOSHITAKA INOUE
第三話は「ばかにできない温泉浴(注意と心得)」(12月18日発信予定です)
第四話は「治療効果のある療養泉9種類の泉質とその効能」(12月18日発信予定です)
これまでのお話
はじめに 大地からの贈り物温泉
第一話 温泉を知ろう(温泉とは)
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