本格的な温泉につかって、じ〜〜〜んと温まりたいときってありますよね。一週間のお疲れモードは、土・日のうちにリフレッシュしたいものです。

オシャレっていうのじゃないけれど、週に1度くらいは自宅で温泉と決め込んで、ぽっかぽっか気分で湯上がりの一杯、ゴージャスな夜を愉しみたいよね。ゴクラク・ゴクラク・・・

濃縮温泉コンサルタント 井上宜隆(よしたか)さんの温かいおはなし

第十四話 人気の温泉(1〜4位) 

温泉について観光経済新聞社がまとめたにっぽんの温泉100選を見てみよう。温泉地の雰囲気・知名度・泉質・設備完備などで総合ランキングを発表している。今年の中間発表を含め5年連続一位を守り続ける草津温泉。二位、三位はどうだろう。2005年まで二位を3回連続確保していた登別温泉は去年三位になったが2007年の中間発表では二位に返り咲きそうである。三位は湯布院温泉で去年登別温泉に勝ち、二位になったがどうも2007年では三位になりそうである。四位については黒川温泉が5年程前から勢いを上げ安定した地位を確保している。五位以降については指宿温泉、有馬温泉、道後温泉、別府温泉、下呂温泉、和倉温泉とどうも安定はしていない。2002年ごろからはほとんど一位から四位までは変わっていない。

ここでなんで小さな温泉地の黒川温泉が有名になり、にぎわうのかまた、どういう温泉地なのか知っておこう。黒川温泉(くろかわおんせん)は、熊本県阿蘇郡南小国町にある南小国温泉郷で比較的浅い(20メートルとも)地層から80度 - 98度の硫黄泉が湧いている。温泉街には2軒の共同浴場があり、小規模な旅館群で旅館数は24軒でこぢんまりとした和風旅館が建ち並んでいる。小規模旅館が多いこともあり、伝統的に旅行会社を通さずに直接利用者から予約を受けるやり方である。都会の生活に疲れ、温泉に「癒し」を求めて来る半健康人にくつろぎを与え、リフレッシュしてもらうためにできるかぎりの環境づくりに配慮した。それは露天風呂の整備や雑木を植え、看板を取り除くことでより自然とのふれあいを重視をし「癒しの里」というコンセプトを打ち立てた。1200円の「入湯手形」などの発行により町ぐるみでのピアールをしている。3ヶ所の宿の露天風呂が入浴できる面白い企画だ。なかなかできるものではないが問題なく継続しているようだ。ツアー観光客による入湯手形湯巡りが人気が高く、宿泊客の露天風呂にも支障きたすほどで、手形の発行を調整しているようでもある。人気はまだまだ続き、終わりのない癒しの里として確立できているように見える。より自然に近い環境が人の心をとらえ癒しの場として愛され繁栄し温泉客誘致として成功した温泉地ではないだろうか。

元気のない半健康人たちよ。
ストレス社会から離れ、温泉に浸かり癒し空間を大いにあじわって、元気を回復して欲しいものだ。
YOSHITAKA INOUE
第十五話は温泉は5月〜9月が最適だ(温泉療養期間)
これまでのお話
はじめに 大地からの贈り物温泉
第一話 温泉を知ろう(温泉とは)

第二話 温泉パワーとともに(効果と方法)

第三話 ばかにできない温泉浴(注意と心得) 
第四話 治療効果のある療養泉9種類の泉質とその効能

第五話 大学教授からのメッセージ

第六話 温泉との出会い「日本で最初の濃縮温泉誕生」

第七話 伊東温泉の七福神(湯巡り)

第八話 熱海温泉は変わった(昔と今)

第九話 七湯

第十話 温泉にまつわる日本一(その1)

第十一話 温泉にまつわる日本一(その2)

第十二話 温泉にまつわる日本一(その3)

第十三話 三を交えた温泉