本格的な温泉につかって、じ〜〜〜んと温まりたいときってありますよね。一週間のお疲れモードは、土・日のうちにリフレッシュしたいものです。

オシャレっていうのじゃないけれど、週に1度くらいは自宅で温泉と決め込んで、ぽっかぽっか気分で湯上がりの一杯、ゴージャスな夜を愉しみたいよね。ゴクラク・ゴクラク・・・

濃縮温泉コンサルタント 井上宜隆(よしたか)さんの温かいおはなし

第十六話 温泉と森林セラピー効果

温泉旅行に行くなら、山歩きも一緒に楽しんだ方が良いと思います。

何故なら温泉に浸かり温泉効果を得て、松、ヒノキ、ヒバなどの針葉樹が多い森林は、フィトンチッドやヒノキチオールなどの精神安定効果の高い香り成分が多く発散してるので、より多くの安らぎを吸収することができます。

森林セラピー地として現在全国で基地18カ所、ロード6ヶ所、申請中16ヶ所、の森林が、「心身の改善効果をもたらすことが科学的に証明された森」として発表されています。

森林浴の効果は香りが精神安定効果を高め、日ごろ溜まったストレスを解消し、からだのホルモンのバランスを良くし、免疫効果まで高めてくれます。

これは日ごろ居る場所から離れた転地効果も大きく作用し、転地効果だけでリラックスを求めるなら通常居る場所から100km以上離れることでより効果が得られるといわれます。

これはストレス源から解消されるあきらめの距離みたいですね。2005年に都会人のお疲れサラリーマンに森林浴をした翌日での採血・採尿で検査した結果、2泊3日の滞在によってNK細胞活性が52.6%向上したことが確認され、同時に抗がんタンパク質の濃度も上昇していることが確認されています。

NK細胞とは先天免疫の主要因子として働く細胞傷害性リンパ球の1種で日常での複数の検査や都市部への旅行ではNK細胞活性に変化がみられなかったことから、森林の環境が免疫機能の向上に特異性を持つことが実証されたことが分かっています。

また30日後もNK細胞活性が一定レベルで継続していることが判明し、森林浴での健康増進が持続効果を持つことが明らかとなっています。

医療行為に至るまでには臨床事例が圧倒的に不足しているが、将来はがん予防、健康増進などへの活用法が研究されています。

また森林浴は香り成分吸収だけではなく、俗に言うマイナスイオンがいっぱい、精神安定・不眠の改善、アレルギーの抑制などをするとからだに良いと言われているが、マイナスイオンは科学的に解明がされていない擬似科学の一つでもある。悪いものではないので吸っておくのも良いでしょう。

山歩きをして疲れた体を温泉で癒し、美味しい物をたら腹食べ思い出をたくさんつくり、後で家族や友と語り合うのも良いものです。

山歩きはちょっと、と言う方々は森林セラピーロードというのもあり、科学的効果の検証がなされ、緩い傾斜で歩きやすくされたコースを中心に選定されています。

東国原秀夫知事の宮崎県を変えるとして頑張っている元気いっぱいの宮崎県、県内日南寄りに位置する北郷町は今年、日南市、南郷町と合併いたしました。自然に触れ、五感で四季を味わうことのできるまち・北郷町では、癒されること間違いなしとうたい、特色のある風景優美な森林ロード3つのコース持ち森林セラピー基地として市町村合併とともに平成20年の4月に認定されました。宮崎県日南市北郷町はこれから大きく変る町として、注目していきたい町でもあります。

関東の方はご存知の方もいると思いますが、静岡県の伊豆半島の中南部に位置する河津桜で有名な河津町、天城山の七つの滝が織り成す渓流が四季を彩る七滝温泉、四季折々の景観を探索してみてはいかがですか、七滝温泉は日本の森林ロードに認定されています。

これらのことから100km以上離れた温泉、それも泉質の違う宿にせめて2泊3日の旅行を半年に一度は行かなければいけないような気になります。こうした身近に普段なにげなくしてることも有効に吸収して半健康人から早く脱出して健康寿命の長い健康人間で過ごしたいものです。

YOSHITAKA INOUE
これまでのお話
はじめに 大地からの贈り物温泉
第一話 温泉を知ろう(温泉とは)

第二話 温泉パワーとともに(効果と方法)

第三話 ばかにできない温泉浴(注意と心得) 
第四話 治療効果のある療養泉9種類の泉質とその効能

第五話 大学教授からのメッセージ

第六話 温泉との出会い「日本で最初の濃縮温泉誕生」

第七話 伊東温泉の七福神(湯巡り)

第八話 熱海温泉は変わった(昔と今)

第九話 七湯

第十話 温泉にまつわる日本一(その1)

第十一話 温泉にまつわる日本一(その2)

第十二話 温泉にまつわる日本一(その3)

第十三話 三を交えた温泉

第十四話 人気の温泉(1〜4位)

第十五話 温泉は5月〜9月が最適だ(温泉療養期間)