座布団一枚で、古典落語のボランティア活動もする
笑(ショー)アーティスト山上伸治さんが描く
すました動物たちのつぶやきエールの世界です。
ヘビは長い 長すぎる
だからシッポはどこへ行くのか分からない。

ヘビは長い 長すぎる
だからシッポは頭がどんな色だったか分からない。

ところでヘビって どこからがシッポ?
それともぜ〜〜んぶシッポ?
ああああああああ
とろとろとろとろ
このまんま
このまんまにしておいて・・・くれ
Copyright SHINJI YAMAGAMI
 3月というだけで、心がはずんでくるような気がします。空が急に明るくなって輝きを増し、風も暖かく感じられるようになります。百田宗治さんの「どこかで春が」という歌に「どこかで芽の出る音がする」とあるようにこの季節、私の家のトナリの森に入ると木々が一斉に芽を吹いて本当に芽吹きの音が聞こえてくるようです。
 三人旅という落語の中で、箱根の山登りをする馬子が手綱をとりながら「日ごとに山々の形が変わるようだ」というと江戸っ子の客「じゃ、何か今日三角の山が、明日は四角になったり、丸くなったりするのか・・・」
馬子「そうとるからいけねえだ。枝々の伸びが早いから、山々の形が変わったように見えるだよ」という先代小さん師匠のいかにも、のんびりとした春らしいフレーズがあったことを思い出しました。
 おだやかな春の日ざしの中に心を溶かしていると、ただ眠いだけです。今回のねこは眠らせておいてくださいというねこです。
 啓蟄(けいちつ)も過ぎて穴を啓(ひらいて)虫たちが野道、山道に出て来ます。蛇さんもです。道で蛇さんの陽なたぼっこに出くわすと「ドキッ」とします。蛇さんたちも「ドキッ」とするのでしょう。あわてふためいて逃げ出す様子が、蛇の絵も描くボクには「なんとも可愛い」と書きたいんですが──どうも蛇さんは苦手です。
蛇さん、ごめんなさい。
これまでの作品
オランウータンとねこ(1)
ふくろうとタヌキ(2)
ねことおに(3)
テツゴローとフーちゃんとカリンちゃん(4)
ねこときつね(5)
ねことスタコラサウルス(6)
くまとねこ(7)